北区大阪天満宮夏期例大祭 その4
境内の一角に藤棚と座敷きがありました。
藤棚???季節が違いますね。
実は紫に見えているのは淀川名産のしじみの貝殻です。
この「蜆の藤棚」は江戸時代からの伝統だとか
座敷きに飾られた人形の一体です。
八幡太郎義家です。
源頼朝、義経のお祖父さんで、河内出身の名勇です。
鎮西八郎為朝です。
鬼若丸です。
これは武蔵坊弁慶のことだとか。
これら3体の人形は江戸時代の天神祭の華と呼ばれた
「御迎人形」です。
船渡御の神輿を迎える船の舳先に飾られた人形で
文楽や歌舞伎の登場人物などが題材です。
天神橋商店街と国道1号の交差点に
これらのレプリカが年中飾られています。
江戸時代には50体あったそうですが、
現在は16体だけが残されているそうです。
そのうち14体は大阪府の文化財に指定されており、
天神祭の時に3体ずつ順番に、ここに飾られるとか。
「猩々舞」の像です。実はこれは昆布などの干物でできています。
江戸時代の記録をもとに数年前に再現されたそうです。
座敷きの上に飾られた額の絵とそのアップです。
江戸時代に奉納された絵馬に描かれた「尼崎の地車」
の絵をデジタル処理して再現したものだそうです。
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