奈良県大和高田市「奥田蓮取り行事」その2


奥田地車は何度か見てましたが、今回は
蓮取り行事そのものに注目しました。

大字奥田(だいじおくだ)は修験道の祖とされる
役行者(役小角)の母である刀良売(とらめ)の
里で役行者の出生にまつわる伝説がある地です。

役行者は後に吉野山など修験道を開きましたが
その中心地である金峯山寺(きんぷせんじ)の
「蓮華会」や大峰山に献ぜられる蓮は古い時代から
この奥田の弁天池(捨篠池)の蓮が用いられていました。
この蓮の採取は一種の行として行者によって7月7日の
蓮華会の日の朝に厳かに行われています。
(一連の行事は奈良県無形民族文化財に指定)


地車は直接蓮取りには関係してませんが、当日の
夕方に子供達によって曳行されます。

午前9時半、弁天池前の弁天神社境内です。
行者さんたちが護摩炊きの準備をしてました。

すぐ横には奥田地車が置かれていました。

池の様子です。

見事な蓮の花です。

法螺貝を合図に行が始まりました。
上空では花火も

大和高田市長や金峯山寺の方などが順番に
蓮を献じてました。

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