奈良県広陵町櫛玉神社祭礼 その2
箸尾の地車について
櫛玉神社の地区は旧箸尾町(昭和31年広陵町に吸収合併)の地区であり
祭の事を箸尾祭ともいいます。また、古来より戸を立てて(閉めて)、
家を留守にして祭に参加したことから戸立祭とも云われています。
1200年の歴史のある祭です。地車も特徴的があります。
まずシカメンと呼ばれる檜のカンナ屑でできた御幣のような飾りが
大屋根前後と小屋根の鬼板に飾っています。
また前方に旗を数本突き刺します。(上:萱野、下:南)
勾欄は前に突き出て、舞台には紋付き袴の男性が座っています。(的場)
大屋根下、小屋根下と土呂幕に幕があります。
正面の肩勢は前に突き出た勾欄の下に出ています。(萱野)
夜は土台の四隅にロウソクを立てます。(弁財天)
太鼓は土台の上に直接載っています。(南)
曳き綱は土台の横に巻いています。曳き綱環はありません。
後ろ梃子があります。(南)
弁財天の屋根は珍しい社殿型です。
弁財天の右虹梁と正面懸魚です。
南の後ろ正面懸魚、車板などです。
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